インデプスインタビュー

定性調査の根幹を担うインデプスインタビュー

インデプスインタビューは、数ある定性調査手法の中でも特に重要な役割を担っており、消費者のマインドを理解し、日本市場における商機を見極めるうえで、極めて重要な調査手法であると言えます。多くの場合、対象者自身が寛げる環境で対面でのインタビューを行うことから、対象者に対する理解を深めやすいというメリットがあります。

インデプスインタビューは、一対一の対話から得られる学びや観察を通して、リサーチャーやお客様がひらめきや気づきを得られる機会を創出します。当社では従来のインデプスインタビューに、さらに観察的・エスノグラフィック的な要素を組み込むことで、より深く消費者を理解できる機会を提供しながら、日本市場の真の姿を明らかにしていきます。

インデプスインタビューは、トピックが複雑であったり、感情面やプライベートな面を曝け出してもらう必要があったり、デリケートな内容(パーソナルケア製品、文化的な問題、健康・病気に関することなど)である場合に最適な手法です。また、対象者の行動やニーズ、考え方、反応をより深く理解したい時にも採用します。

computer user in conference room
phone recording a conference room
young man using phone

インタビューは当社の東京オフィスまたはオンサイトで実施

近年では、市場調査を実施するうえで、より深くより実行可能なインサイトを求める声が高まりつつあります。そのため、インタビュー構成も消費者の自宅で実施するものであったり、実際にその製品/サービスを使用する場面や購入する場面を再現してもらうエスノグラフィック的な手法を組み込む傾向が高まってきています。

インデプスインタビューは、潜在的なカテゴリーニーズの発掘(ファストフード、アンチエイジングスキンケア、デジタルファイナンシャルサービス)から、新製品のデザインに関するオンサイト調査(ポータブル掃除機、キッチン家電、家庭用掃除機、パーソナルケア製品)、デジタル・製品ユーザビリティテスト(クレジットカード、高級自動車、ノートパソコン)、紙面・TV広告メッセージ評価(高級腕時計、ウイスキー、ヘアケア製品)まで、あらゆる種類の調査に応用できます。

調査設計は、お客様のニーズに合わせて自由にカスタマイズ可能

当社が実施するインデプスインタビューは、設計や所要時間も自由にカスタマイズ可能で、当社オフィスで行う45~60分程度で専門家を対象とする短いインタビューから、オンサイト(対象者の自宅、会社、レストランなど)で行う2~2.5時間に及ぶエスノグラフィックインタビューまで、様々な調査設計に対応しています。

当社では、長年の経験をもとに、お客様のプロジェクトの目的に即した最適な長さかつ的確な調査設計をご提案いたします。

ディスカッションガイドの設計と同程度に重要なモデレーションスキル

フォーカスグループと同じように、インデプスインタビューにおいても適切なモデレーターを選任することが質の高い調査結果を生み出し、調査目標の達成につながります。

日本市場と日本の消費者には、他国とは違った独自の特徴があります。当社のモデレーターは国内および海外のステークホルダーとの豊富な協働経験を有しており、ディスカッションガイドや提示マテリアルの最適化を提案するための柔軟性や応用力に長けています。

当社は国際的な調査プロジェクトの実施経験も豊富で、日本人特有のニーズも理解していることから、文化的側面に配慮しながら、インタビューガイドを日本市場に最適化いたします。日本では文化的な背景から、他国の対象者と比べると、回答を得るまで時間がかかることが多く、質問の背景の説明や回答者に合わせた質問の仕方が必要になると言われています。

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